年中行事年中行事のご案内

4月8日
花祭り

三仏会の一つ。お釈迦様のご誕生を祝う法要で、降誕会(ごうたんえ)、潅仏会(かんぶつえ)、俗に花祭りともいいます。

浴仏の偈(げ)を壇の左右に掛け、壇前中央にお生まれの地、ルンビニーの花園を象徴した花御堂(はなみどう)を設け、中の香湯盆中に誕生仏を安置し、前に二本の小柄杓を置きます。

誕生の時に龍王が空中より香水を潅ぎ、その御身体を洗浴したことから、その香水を象徴して盆内には甘茶を入れ、浴仏の偈を三回誦えながら行道し、堂の前に到れば、誕生仏に甘茶を潅ぐのです。

花祭り

8月15日
万灯会

萩藩主毛利家の菩提寺である大照院と東光寺で開催される「萩・万灯会」(はぎ・まんとうえ)は、萩の夏の風物詩となっています。毛利氏の菩提を弔うため、石燈籠(大照院、約600基、東光寺、約500基)に入れられたろうそくの火が、幻想的な世界を作り出します。

大照院は、毛利藩主の初代と2代から12代までの偶数代の藩主の墓があり、東光寺は3代から11代までの奇数藩主の墓があります。大照院は603基の石燈籠、東光寺は500基の石燈籠が整然と並んでいます。13日は大照院の石燈籠に火が入れられ迎え火とし、15日は東光寺の石燈籠に火が入れられ送り火とされています。

江戸時代に建造された、萩藩毛利家の菩提寺が三ヶ寺(天樹院・大照院・東光寺)あります。天樹院は墓所を残すだけですが、大照院・東光寺は伽藍・墓所を残し、今でも毛利家の権勢を遺しています。

※懐中電灯のご持参をお薦めします。

万灯会

8月16日
施餓鬼会

自分の周囲に悲しんでいる人や苦しんでいる人たちがいたら、その人たちを慰めたり、励ましたりして、共に明るく生きてゆけるようにしてあげることが重要です。

つまり、物や金の施しだけでなく、やさしさや、ほほ笑み、温かみ、静かな心で人に接することも大切な無財の施しなのです。

施餓鬼会

12月31日
除夜の鐘

月末を三十日(みそか)と言い、12月31日はその最終日ですから、大晦日(おおみそか)と言います。一年の終わりにちなんで、諸仏諸祖、土地神や守護神に報恩の勤行をします。

そして、108 あると言われる煩悩を消すとも言われる除夜の鐘をついて、自分自身を見つめ直し、一年の埃を落しましょう。

除夜の鐘